Polk Audio MXT20レビュー!評判と性能を徹底解説

Polk Audioのスピーカー、MXT20の購入を検討しているものの、実際の性能や評判が気になっていませんか。この記事では、MXT20に関する詳細なレビューや集まった評判を基に、弟モデルにあたるMXT15との違い、そして上位機種ES20との比較を交えながら、その実力を深く掘り下げていきます。

また、多くの方が気になるクリアな定位、Polk Audioがそもそもどこの国のブランドなのかといった基本的な情報から、お得なキャンペーン情報、さらには中古市場で賢く手に入れるためのポイントまで、あなたが抱えるであろう疑問に網羅的にお答えします。

この記事でわかること
  • Polk Audio MXT20の具体的な音質特性とユーザーからの評価
  • MXT15やES20といった他モデルとの性能や価格の違い
  • 中古品を探す際の注意点やお得な購入方法
  • スピーカーの能力を最大限に引き出す設置のコツ
目次

Polk Audio MXT20の性能を徹底レビュー

https://www.polkaudio.com/en/product/all-brands/monitor-xt20/MXT20.html
  • Polk Audioはどこの国のブランド?
  • MXT20のレビューで集まるリアルな評判
  • MXT20の定位と空間表現能力を解説
  • MXT20とMXT15の性能の大きな違い
  • 上位モデルES20との比較レビュー

Polk Audioはどこの国のブランド?

Polk Audio(ポークオーディオ)は、1972年にアメリカのメリーランド州ボルチモアで創業された、歴史あるオーディオブランドです。創業者のマシュー・ポークは、ジョンズ・ホプキンス大学の学友たちと共に、手頃な価格でありながら高品質なサウンドを実現することを目標にスピーカー開発をスタートさせました。

そのため、Polk Audioの製品は、高度な音響技術と徹底したコスト管理によって、優れたコストパフォーマンスを実現している点が大きな特徴となっています。Hi-Fiオーディオ入門者から経験豊富なオーディオファンまで、幅広い層から支持を集めています。

現在では、スピーカーだけでなく、サウンドバーやヘッドホン、車載用オーディオなど、多岐にわたる製品を展開する総合オーディオメーカーとして世界的に認知されています。日本国内においても、デノンやマランツといったブランドを擁する株式会社ディーアンドエムホールディングスが正規代理店として販売しており、安心して購入できる体制が整っています。

MXT20のレビューで集まるリアルな評判

MXT20は、Polk AudioのエントリークラスであるMonitor XTシリーズに属するブックシェルフスピーカーです。このモデルには、実際に使用しているユーザーから数多くのレビューが寄せられており、その評判は概ね良好なものが多いです。

ポジティブな評判

最も多く見られるのは、価格を超えたクリアで解像度の高いサウンドに対する称賛です。特に、高音域の伸びやかさや、ボーカルの明瞭さを評価する声が目立ちます。ハイレゾ音源にも対応するテリレン・ドーム・トゥイーターが、繊細な音のニュアンスまでしっかりと描き出すため、音楽だけでなく映画鑑賞においてもセリフが聞き取りやすいと好評です。

また、コンパクトなサイズ感でありながら、量感のある低音を再生する点も高く評価されています。バスレフポートが背面に配置されているため、壁との距離を調整することで、好みの低音量感にコントロールしやすいという意見もあります。

注意すべき評判

一方で、いくつかの注意点も指摘されています。例えば、低音の量感については、パワフルなロックやEDMを大音量で楽しみたいユーザーにとっては、少し物足りなさを感じる可能性があるという意見が見受けられます。より迫力のある低音を求める場合は、サブウーファーの追加や、より大型のスピーカーを検討する必要があるかもしれません。

さらに、スピーカーの性能を最大限に引き出すためには、ある程度しっかりとしたスピーカースタンドやインシュレーターの使用が推奨されます。これらのアクセサリーを適切に使うことで、音の濁りが減り、さらにクリアなサウンドステージが得られると考えられます。

MXT20の定位と空間表現能力を解説

MXT20が多くのオーディオファンから評価される理由の一つに、その優れた定位と空間表現能力が挙げられます。定位とは、スピーカーから再生される音について、ボーカルや各楽器がどこで鳴っているかを正確に感じ取れる能力のことです。

このスピーカーは、左右のスピーカーの間に、まるでアーティストがそこで演奏しているかのような立体的な音場(サウンドステージ)を再現する力に長けています。その理由は、高音域を担当するトゥイーターと中低音域を担当するウーファーの音のつながりが非常にスムーズであることに起因します。

音がスムーズにつながることで、特定の音域だけが不自然に強調されることなく、バランスの取れたサウンドがリスナーの耳に届きます。これにより、ボーカルは中央にすっきりと浮かび上がり、ギターやピアノ、ドラムなどの各楽器はそれぞれの位置関係を保ちながら、奥行きのある空間に配置されるのです。

特に、ジャズやクラシック、アコースティックな編成のポップスなど、楽器の配置や録音空間の響きを大切にする音源を聴くと、MXT20の持つ空間表現能力の高さを実感しやすいでしょう。適切なセッティングを行えば、スピーカーの存在を忘れさせるほどの、没入感のある音楽体験が可能になります。

MXT20とMXT15の性能の大きな違い

https://www.polkaudio.com/en/product/all-brands/monitor-xt20/MXT20.html
https://www.polkaudio.com/en/product/home-speakers/satellite-surround/monitor-xt15/MXT15.html

Monitor XTシリーズには、MXT20の弟モデルとしてMXT15というブックシェルフスピーカーもラインナップされています。どちらを選ぶべきか迷う方のために、両者の性能の大きな違いを解説します。

最も明確な違いは、中低音域を再生するウーファーのサイズです。MXT20が16.5cm(6.5インチ)のウーファーを搭載しているのに対し、MXT15は13cm(5.25インチ)と比較的小さなウーファーを採用しています。

このウーファーサイズの差は、主に低音域の再生能力に影響を与えます。ウーファーの口径が大きいMXT20の方が、より低い周波数まで余裕をもって再生できるため、深みと量感のある低音を楽しむことが可能です。オーケストラのスケール感や、ロックバンドの迫力あるリズム隊を重視するならば、MXT20が適していると考えられます。

一方、MXT15は筐体サイズがコンパクトであるため、設置スペースが限られている場合に有利です。また、小音量で音楽を聴くことが多い場合や、ニアフィールド(スピーカーとリスナーの距離が近い)での使用がメインであれば、MXT15でも十分にバランスの取れたサウンドを楽しめます。

項目Monitor XT20 (MXT20)Monitor XT15 (MXT15)
ウーファー16.5cm バイ・ラミネート・ペーパーコーン13cm バイ・ラミネート・ペーパーコーン
トゥイーター2.5cm テリレン・ドーム2.5cm テリレン・ドーム
再生周波数帯域38Hz – 40kHz48Hz – 40kHz
インピーダンス4~8Ω4~8Ω
サイズ (W×H×D)191 x 330 x 279 mm165 x 269 x 183 mm
重量5.5 kg4.08 kg

上位モデルES20との比較レビュー

ES20 https://www.polkaudio.com/en/product/home-speakers/bookshelf/signature-elite-es20/300364.html

Polk Audioには、MXT20が属するMonitor XTシリーズの上位に、Signature Eliteシリーズが存在します。その中で、MXT20としばしば比較対象となるのが、Signature Elite ES20です。

両者の最も大きな違いは、設計思想と使用されているパーツのグレードにあります。ES20は、より洗練されたサウンドを目指して開発されており、MXT20と同じ16.5cm口径のウーファーを採用しつつも、内部のネットワーク回路や筐体の設計がより高度になっています。

音質の傾向として、MXT20がエネルギッシュで楽しいサウンドを提供するのに対し、ES20はより繊細で解像度が高く、音のディテールを忠実に再現する方向性を持っています。特に、高音域の滑らかさや中音域の質感の高さにおいて、ES20にアドバンテージがあると感じる方が多いようです。

価格面ではES20の方が高価になりますが、より本格的なHi-Fiサウンドを追求したい、あるいは将来的なシステムのアップグレードを見据えている場合には、ES20を選択する価値は十分にあります。一方で、まずは気軽に高音質なオーディオを始めたい、コストパフォーマンスを最優先したいという方にとっては、MXT20が非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

Polk Audio MXT20 購入前のチェックリスト

https://www.polkaudio.com/en/product/all-brands/monitor-xt20/MXT20.html
  • MXT20を中古で購入するメリット
  • 最新のキャンペーン情報をチェック
  • MXT20の価格とコストパフォーマンス
  • MXT20の設置で音質を向上させるコツ
  • 総括:Polk Audio MXT20は買いか

MXT20を中古で購入するメリット

新品でもコストパフォーマンスに優れるMXT20ですが、中古市場を探すことで、さらに魅力的な価格で手に入れることが可能です。オーディオ製品は適切に使用されていれば長期間性能を維持できるため、中古品の購入は賢い選択肢の一つになります。

メリット

最大のメリットは、言うまでもなく価格の安さです。新品の半額近く、あるいはそれ以下で見つかることもあり、初期投資を大幅に抑えることができます。浮いた予算を、スピーカースタンドやケーブル、アンプなど、他の機材のグレードアップに回すことも可能です。

また、前オーナーが丁寧に使用し、エージング(慣らし運転)が済んでいる個体であれば、購入後すぐにスピーカー本来の性能を発揮してくれるという利点もあります。

注意点

中古品を購入する際は、いくつかの注意点があります。まず、製品の状態をよく確認することが大切です。スピーカーユニット(コーンやドーム)に凹みや破れがないか、筐体に大きな傷や破損がないかをチェックしましょう。フリマアプリなどで購入する場合は、出品者に詳細な写真の追加を依頼するのが有効です。

加えて、保証の有無も確認が必要です。個人間の売買では保証がないのが一般的ですが、オーディオ専門店が販売する中古品には、店舗独自の保証が付いている場合があります。万が一の初期不良に備えたい場合は、こうした店舗からの購入が安心です。

最新のキャンペーン情報をチェック

Polk Audioの製品は、正規代理店や大手家電量販店によって、定期的に販売促進キャンペーンが実施されることがあります。MXT20の購入を検討しているなら、こうしたキャンペーン情報を活用しない手はありません。

キャンペーンの内容は多岐にわたります。例えば、特定の期間中に購入するとキャッシュバックが受けられるキャンペーンや、対象製品をペアで購入すると割引が適用されるセールなどがあります。また、オーディオイベントや新製品の発売に合わせて、期間限定の特別価格が設定されることも少なくありません。

これらの情報は、Polk Audioの公式サイトや正規代理店であるディーアンドエムホールディングスのウェブサイト、あるいはヨドバシカメラやビックカメラといった大手量販店のオンラインストアなどで告知されます。購入を決める前に、一度これらのサイトをチェックして、利用できるキャンペーンがないか確認する習慣をつけるとお得に購入できる可能性が高まります。

MXT20の価格とコストパフォーマンス

MXT20の魅力は、その優れた音質性能だけでなく、非常に高いコストパフォーマンスにもあります。新品の実売価格は、ペアで3万円台から4万円台前半で推移していることが多く、この価格帯でハイレゾ対応の本格的なブックシェルフスピーカーが手に入るという点は、特筆すべきです。

同価格帯には数多くの競合製品が存在しますが、MXT20は特にクリアで広がりのあるサウンドステージと、サイズを超えた豊かな低音再生能力で差別化を図っています。これから本格的なオーディオを始めたいと考えている入門者にとって、最初のスピーカーとして最適な一台と言えるでしょう。

また、AVアンプと組み合わせてホームシアターのフロントスピーカーやサラウンドスピーカーとして使用する際にも、そのコストパフォーマンスは光ります。同じMonitor XTシリーズでセンタースピーカーやサブウーファーを揃えれば、統一感のある高品位なサラウンド環境を比較的リーズナブルに構築することが可能です。

MXT20の設置で音質を向上させるコツ

画像はイメージです

スピーカーは、ただ置くだけでなく、少し設置方法を工夫するだけで、その音質を劇的に向上させることができます。MXT20の持つポテンシャルを最大限に引き出すための、いくつかの簡単なコツを紹介します。

スピーカースタンドの活用

まず基本となるのが、しっかりとしたスピーカースタンドを使用することです。机や棚の上に直接置くと、不要な振動が発生して音が濁る原因になります。スピーカースタンドに設置することで、スピーカーを安定させ、クリアで見通しの良いサウンドを実現できます。スタンドの高さは、座ったときの耳の高さと、スピーカーのトゥイーターの高さを合わせるのが理想的です。

壁との距離を調整する

MXT20は、背面にバスレフポートという低音を増強するための穴が開いています。そのため、背後の壁との距離によって低音の量感が変化します。壁に近づけるほど低音は豊かになりますが、近づけすぎると音がこもってしまうことがあります。逆に壁から離すと、低音はすっきりとしますが、量感は減少します。一般的には30cmから50cm程度離すのが基本ですが、部屋の環境や好みに合わせて最適な距離を探ってみてください。

内振り角度の調整

左右のスピーカーを、少しだけ聴く位置(リスニングポジション)に向けて内側(内振り)に角度をつけることで、音像の定位がより明確になります。まずはスピーカーを平行に設置した状態から始め、少しずつ内側に向けていき、ボーカルが最も中央に定位する角度を見つけるのが良い方法です。

総括:Polk Audio MXT20は買いか

この記事では、Polk Audio MXT20の性能や評判、他のモデルとの比較、そして賢い購入方法や設置のコツについて詳しく解説してきました。最後に、本記事の要点を箇条書きでまとめます。

この記事のまとめ
  • Polk Audioは1972年創業のアメリカのオーディオブランド
  • MXT20はコストパフォーマンスに優れたブックシェルフスピーカー
  • ハイレゾ対応でクリアかつ伸びやかな高音が特徴
  • サイズを超えた量感のある低音再生能力も魅力
  • レビューでは価格以上のサウンドと評価する声が多い
  • 定位が良く立体的なサウンドステージの再現が得意
  • 弟モデルMXT15との違いは主にウーファーサイズと低音再生能力
  • 上位モデルES20はより繊細で解像度の高いサウンド
  • 中古市場では新品よりさらに安価に購入できる可能性がある
  • 中古品購入時はユニットや筐体の状態確認が大切
  • 公式サイトや量販店のキャンペーン情報をチェックするとお得
  • 新品でも3万円台から4万円台と非常にリーズナブル
  • スピーカースタンドの活用が音質向上の鍵
  • 背面の壁との距離で低音の量を調整できる
  • オーディオ入門者から経験者まで幅広くおすすめできる一台
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この記事を書いた人

オーディオ好きのかんりにん、アラサーです。大学生の時に高級イヤホンの音の良さに衝撃を受け、高級イヤホン沼に足を突っ込みました。
このブログは「いい音で音楽を聴く」ことで得られる幸福をもっといろんな人に知って欲しく立ち上げました。

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