JBLカーオーディオ撤退は誤解?現状と入手方法を解説

JBL カースピーカー

JBLのカーオーディオが市場から撤退した」という噂を耳にして、長年のファンやこれから高品質なサウンドを車内で楽しみたいと考えていた方は、戸惑いを感じているかもしれません。インターネット上では様々な情報が飛び交い、JBLのカースピーカーの現在の評価や、信頼できる取扱店がどこなのか、不安に思うのも当然です。また、具体的なJBLのアンプを含むカーオーディオシステムの構築や、愛車に合わせたJBLのカースピーカー10cmモデルの選択、さらには購入後の取り付け方法について、正確な情報を見つけるのは難しい状況です。この記事では、JBLスピーカーが車におすすめであり続ける理由と、撤退説の真相を明らかにしながら、皆さんの疑問に一つひとつ丁寧にお答えしていきます。

この記事を読むことで、以下の点について理解が深まります!

この記事でわかること
  • JBLのカーオーディオ事業撤退に関する正確な情報
  • 現在でもJBL製品を購入できる取扱店や具体的な方法
  • 人気のスピーカーやアンプの評価とおすすめのモデル
  • 購入後の取り付けに関する選択肢と注意点
目次

JBLカーオーディオ撤退説の真相と現状

JBL カースピーカー
https://jp.jbl.com/car-speakers
  • 気になるJBLカースピーカーの評価
  • JBLのアンプはカーオーディオで使える?
  • JBLカースピーカー10cmモデルの紹介
  • JBLカースピーカーの取扱店はどこ?
  • トヨタ純正JBLサウンドシステムとは

気になるJBLカースピーカーの評価

JBLのカースピーカーは、長年にわたり世界中のオーディオファンから高い評価を受けてきました。その理由は、ホームオーディオやプロの現場で培われた音響技術が、カーオーディオ製品にも惜しみなく投入されている点にあります。

JBLのサウンドは、クリアでパワフルな中高音域と、タイトでレスポンスの良い低音域が特徴として挙げられます。ロックやポップス、EDMといった躍動感のある音楽ジャンルとの相性は特に良いとされ、ドライブの楽しさを倍増させてくれるでしょう。一方で、繊細な表現力が求められるクラシックやジャズも、楽器本来の音色を忠実に再現する能力を持っています。

主なスピーカーシリーズとして「STADIUM」シリーズや「CLUB」シリーズが存在し、それぞれ異なる特徴を持っています。STADIUMシリーズは、より解像度が高く、繊細な音のディテールまで再現することを目指した上位モデルです。対してCLUBシリーズは、コストパフォーマンスに優れながらも、JBLらしいダイナミックなサウンドを手軽に楽しめるエントリーからミドルクラスの製品と位置づけられています。

ただし、注意点として、そのクリアな音質が故に、人によっては高音が少し刺さるように感じられる場合があるという意見も見られます。音の好みは主観的な要素が大きいため、可能であればデモカーなどで実際に試聴してみることが、購入後の満足度を高める鍵となります。

JBLのアンプはカーオーディオで使える?

JBL パワーアンプ
https://jp.jbl.com/car-powered-amplifier

JBLはスピーカーだけでなく、高性能なパワーアンプもカーオーディオ市場に提供しており、現在でも利用が可能です。スピーカーの性能を最大限に引き出すためには、良質なアンプの存在が欠かせません。JBLのアンプは、同社のスピーカーとの音質的なマッチングが考慮されており、システム全体で統一感のあるサウンドを構築したい場合に最適な選択肢と言えます。

JBLのアンプには、チャンネル数や出力の異なる様々なモデルがラインナップされています。例えば、フロントスピーカーとリアスピーカーを鳴らすための4チャンネルアンプや、サブウーファーを強力に駆動するためのモノラルアンプなど、システム構成に応じて選ぶことが可能です。

また、近年のモデルでは、コンパクトな設計でありながら高出力を実現している製品が多く、シート下などの限られたスペースにも設置しやすい点がメリットです。さらに、スピーカーレベル入力に対応したモデルであれば、純正ナビゲーションシステムなど、プリアウト出力を持たないヘッドユニットにも容易に接続できます。

一方で、日本国内での正規代理店によるアフターマーケット向け製品の流通が縮小しているため、以前に比べて入手経路が限られているのが現状です。しかし、後述する取扱店やオンラインショップを利用することで、現在でも魅力的なJBL製アンプを手に入れることはできます。

JBLカースピーカー10cmモデルの紹介

https://jp.jbl.com/CLUB422F-.html

10cmサイズのカースピーカーは、多くの車種でダッシュボードやリアトレイなどに純正採用されている一般的なサイズです。このため、純正スピーカーからの交換(リプレイス)用途として非常に高い需要があります。JBLもこのカテゴリーにおいて、魅力的な製品をラインナップしています。

代表的なモデルとして「CLUB 422F」などが挙げられます。これらの10cmスピーカーは、JBLが特許を持つPlus Oneテクノロジーを採用したウーファーコーンを備えている点が特徴です。これは、コーンの面積を拡大することで、同じ口径のスピーカーよりも高い効率と豊かな低音再生を実現する技術です。

10cmという小口径ながら、JBLらしい明瞭でパンチの効いたサウンドは健在で、純正スピーカーのぼやけた音像を劇的に改善する効果が期待できます。特に、ボーカルや楽器の音がクリアに聴こえるようになるため、音楽を聴くのが一層楽しくなるでしょう。

ただし、物理的な制約から、16cmや17cmといった大口径スピーカーのような深みのある重低音を単体で再生するのは困難です。もし、より迫力のある低音を求めるのであれば、別途サブウーファーの追加を検討するのがおすすめです。取り付けに関しては、多くの車種に対応可能な設計となっていますが、一部の車両ではマウント部分の小加工や、インナーバッフルの使用が必要になるケースもあります。

JBLカースピーカーの取扱店はどこ?

「JBLがカーオーディオから撤退した」という噂の主な原因は、日本国内におけるアフターマーケット向け製品の正規代理店の流通体制が変化したことにあります。このため、以前のようにカー用品量販店の店頭で豊富なラインナップを見かける機会は減りました。

しかし、製品の購入が不可能になったわけではありません。現在、JBLのカースピーカーやアンプを入手する主な方法は以下の通りです。

インターネット通販サイト

Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトでは、多くの並行輸入品が販売されています。国内外の販売店が出品しており、国内では手に入りにくい上位モデルが見つかることもあります。ただし、販売店によって価格や保証の有無、サポート体制が異なるため、購入前には出品者の評価などを十分に確認することが大切です.

カーオーディオ専門店

全国に点在するカーオーディオ専門店の中には、独自に海外から製品を輸入して販売・取り付けを行っている店舗があります。こうした専門店は製品知識が豊富で、視聴環境が整っている場合も多いため、専門家のアドバイスを受けながら最適な製品を選びたいユーザーにとっては心強い存在です。

中古品市場

オークションサイトやフリマアプリでは、個人が出品する中古品が流通しています。旧モデルや生産終了品を探している場合には有効な選択肢ですが、製品の状態を写真や説明文だけで判断する必要があり、故障のリスクや保証がない点を理解した上で利用する必要があります。

トヨタ純正JBLサウンドシステムとは

https://jp.jbl.com/alphard-vellfire.html

JBLのカーオーディオ事業には、ユーザーが後から購入して取り付ける「アフターマーケット市場」向けの製品と、自動車メーカーが新車に標準装備またはメーカーオプションとして搭載する「OEM市場」向けの製品の二つが存在します。

撤退の噂が流れたのは主にアフターマーケット市場に関するもので、OEM市場においてはJBLは依然として主要なプレイヤーです。特にトヨタ(レクサス含む)との関係は深く、多くの車種で「JBLプレミアムサウンドシステム」がメーカーオプションとして設定されています。

このシステムは、車両の設計段階から音響の専門家が関わり、スピーカーの数や配置、アンプの出力、音響特性などをその車種に合わせて専用にチューニングしているのが最大の特徴です。アルファードやハリアー、RAV4、クラウンといった人気車種で採用されており、車内空間を最適なリスニングルームへと変貌させます。

このように、新車購入時には引き続きJBLの高品質なサウンドを選択することが可能です。これは、JBLブランドがカーオーディオ業界から完全に撤退したわけではないことを示す、明確な証拠と言えるでしょう。

撤退後もJBLカーオーディオを選ぶ魅力

https://jp.jbl.com/670GTI_.html?dwvar_670GTI___color=Black-USA-Current&cgid=car-speakers#start=1
  • JBLスピーカーで車におすすめのモデル
  • カースピーカーの取り付け方法と注意点
  • アフターサービスや修理は可能か
  • 中古品や並行輸入品は選択肢になるか

JBLスピーカーで車におすすめのモデル

現在でもJBLのスピーカーは、その魅力的なサウンドで多くのファンを惹きつけています。ここでは、代表的な2つのシリーズを比較し、どのようなユーザーにおすすめできるかを紹介します。

シリーズ名主な特徴サウンドの傾向おすすめのユーザー
STADIUM(スタジアム)シリーズ・高解像度、ハイパワー対応
・グラスファイバー製ウーファーコーン
・上位モデルならではの高品質な素材
クリアで繊細。音の輪郭が明確で、微細な音も再現。・音質に徹底的にこだわりたい方
・外部アンプの追加を前提としている方
・ジャズやクラシック、高音質な音源を好む方
CLUB(クラブ)シリーズ・高いコストパフォーマンス
・Plus Oneテクノロジー採用
・純正からの交換でも鳴らしやすい高能率設計
明るくパワフル。躍動感があり、聴いていて楽しいサウンド。・手軽に純正から音質をアップグレードしたい方
・内蔵アンプでの使用を考えている方
・ロックやポップス、EDMをよく聴く方

どちらのシリーズを選ぶかは、予算や求める音質、そしてシステム構成によって変わってきます。

もし、カーオーディオへの投資を惜しまず、最高の音質を追求したいのであればSTADIUMシリーズが最適です。外部アンプと組み合わせることで、その真価を最大限に発揮し、まるでライブ会場にいるかのような臨場感を車内で味わうことができます。

一方、まずは純正スピーカーからのステップアップとして、手軽にJBLサウンドを楽しみたいという方にはCLUBシリーズがぴったりです。純正ナビやオーディオの内蔵アンプでも十分に駆動できるように設計されているため、スピーカー交換だけでも音質の向上をはっきりと体感できるでしょう。

カースピーカーの取り付け方法と注意点

カースピーカーの取り付け方法と注意点
画像はイメージです

カースピーカーの取り付けには、大きく分けて「DIY(自分で行う)」と「専門店へ依頼する」という2つの方法があります。それぞれにメリットとデメリットが存在するため、自身のスキルや予算に合わせて選択することが大切です。

DIYでの取り付け

車の内張り剥がしや配線作業に慣れている方であれば、DIYでの取り付けも可能です。

メリットデメリット
取り付け工賃がかからないため、総費用を抑えられます。また、自分の手で愛車の音質を向上させる達成感を味わえます。工具を揃える必要があります。また、作業には専門的な知識が求められ、内装の破損や車両の電装系トラブルを引き起こすリスクが伴います。作業時間も確保しなくてはなりません。

DIYを行う際は、車種別の内張り剥がし方をインターネットで事前に調べ、ショートを防ぐためにバッテリーのマイナス端子を外すなど、基本的な安全対策を徹底してください。

専門店への依頼

カーオーディオ専門店やカー用品量販店に作業を依頼する方法です。

メリットデメリット
プロの技術者が確実な作業を行ってくれるため、仕上がりが美しく、トラブルの心配がありません。スピーカーの性能を最大限に引き出すためのノウハウも持っています。当然ながら、作業工賃が発生します。店舗や作業内容によって費用は変動しますが、数千円から数万円程度が一般的です。

特に、音質を追求するためにインナーバッフルの製作やデッドニング(制振・吸音処理)といった追加作業も検討している場合は、専門知識と経験が豊富な専門店へ依頼するのが最も確実な方法と考えられます。

アフターサービスや修理は可能か

JBLのカーオーディオ製品、特に並行輸入品や中古品を購入する際に最も気になるのが、購入後の保証や故障時の修理対応でしょう。

現状、日本国内にアフターマーケット製品を統括する正規代理店が存在しないため、メーカー保証や正規の修理サポートを受けることは困難です。この点が、JBL製品を選ぶ上での一つの注意点となります。

しかし、全くサポートが受けられないわけではありません。対応は購入経路によって異なります。

  • 並行輸入品の場合
    • 販売店が独自の保証期間を設けている場合があります。購入前に、保証の有無や期間、故障時の対応フロー(修理または交換など)を必ず確認しましょう。信頼できる販売店を選ぶことが、万が一の際のリスクを軽減します。
  • 専門店で購入・取り付けした場合
    • 取り付けを行った専門店が、製品の初期不良対応や修理相談に応じてくれるケースが多くあります。長年の経験から、修理可能な業者とのつながりを持っていることも少なくありません。
  • 中古品の場合
    • 基本的に保証はなく、自己責任での使用が前提となります。故障した場合は、カーオーディオの修理を専門に行う業者を探して、有償で修理を依頼することになります。

このように、正規のルートはなくても、対処法は存在します。購入時には価格だけでなく、販売店のサポート体制まで含めて検討することが、安心して製品を使い続けるためのポイントです。

中古品や並行輸入品は選択肢になるか

中古品や並行輸入品は選択肢になるか
画像はイメージです

正規の流通が限られる中で、中古品や並行輸入品はJBL製品を入手するための有力な選択肢となります。それぞれのメリットとデメリットを正しく理解し、賢く利用することが求められます。

並行輸入品

海外で正規に流通している製品を、日本の業者が輸入して販売しているものです。

メリットデメリット
国内では流通していない最新モデルや上位機種が手に入ることがあります。新品であるため、コンディションに関する心配は不要です。前述の通り、メーカーの正規保証は受けられません。販売店の独自保証が頼りとなります。また、説明書が外国語表記の場合がほとんどです。

中古品

オークションサイトやフリマアプリ、中古カー用品店などで販売されているものです。

メリットデメリット
なんといっても価格の安さが魅力です。生産が終了してしまった旧モデルを探している場合にも有効な手段となります。製品の寿命やコンディションが不明であり、故障のリスクが伴います。偽物やコピー品が出回っている可能性もゼロではありません。個人間取引ではトラブルが発生しても保証がないため、細心の注意が必要です。

どちらを選ぶにせよ、リスクを許容できるかどうかが判断基準となります。特に中古品については、出品者の評価をよく確認し、製品の状態について不明な点は事前に質問するなど、慎重な判断が不可欠です。

まとめ:JBLカーオーディオ撤退の誤解を解く

この記事では、JBLのカーオーディオ撤退説の真相から、現在における製品の入手方法、おすすめモデル、取り付けの注意点までを解説しました。最後に、本記事の要点を箇条書きでまとめます。

この記事のまとめ
  • JBLのアフターマーケット事業は日本市場で縮小したが完全撤退ではない
  • トヨタなどの純正OEMオーディオとしては現在も積極的に採用されている
  • 「撤退」の噂は主にアフターマーケット製品の正規代理店体制の変更に起因する
  • 現在も並行輸入品や専門店を通じて新品の購入が可能
  • インターネット通販はJBL製品を見つける主要な手段の一つ
  • カーオーディオ専門店では専門的な相談や取り付け依頼ができる
  • STADIUMシリーズは高音質を追求するユーザー向けの上位モデル
  • CLUBシリーズは手軽な音質向上に適した高コストパフォーマンスモデル
  • JBLサウンドはパワフルかつクリアな音質が特徴
  • アンプや10cmスピーカーなどのラインナップも健在
  • 取り付けはDIYも可能だが専門店への依頼が確実で安心
  • 並行輸入品は販売店独自の保証内容を確認することが大切
  • 中古品は低価格が魅力だがリスクも伴うため注意が必要
  • メーカーの正規保証や修理サポートを受けるのは難しいのが現状
  • JBLはカーオーディオ市場において依然として魅力的な選択肢である
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この記事を書いた人

オーディオ好きのかんりにん、アラサーです。大学生の時に高級イヤホンの音の良さに衝撃を受け、高級イヤホン沼に足を突っ込みました。
このブログは「いい音で音楽を聴く」ことで得られる幸福をもっといろんな人に知って欲しく立ち上げました。最高の据え置き環境を夢見て、皆さんと一緒に成長していくブログです。

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