JBL Tour Pro 2は、スマートケースという革命的な機能で市場を席巻した名機です。その完成度に満足している方も多いでしょう。しかし、もし心のどこかで『これ以上の音質だったら…』『飛行機やゲーム機でも使えたら…』と感じたことがあるなら、その答えがここにあります。
また、「これから買うならどっちがいいの?」「それぞれの違いを知りたい」と思っている人も必見です。
JBLの最新フラッグシップ「Tour Pro 3」は、前モデルの成功を土台に、ユーザーが抱いたであろう”もしも”を全て現実にした、まさにワイヤレスイヤホンの完全体です。
この記事は、単なるスペック比較ではありません。あなたのオーディオ体験がどう変わるのか、そして本当に投資する価値があるのかを、5つの決定的進化点を軸に徹底的に解き明かします。
結論から知りたいあなたへ:Tour Pro 2と3、どちらを選ぶべきか?
一目でわかる!Tour Pro 3 vs Tour Pro 2 スペック比較表
まずは両者の違いを客観的な数値と機能で比較しましょう。Tour Pro 3で進化したポイントには【NEW!】マークを付けています。
![]() JBL Tour Pro 3 | ![]() JBL Tour Pro 2 | |
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ドライバー構成 | (10mmダイナミック + BA) | 【NEW!】 デュアルドライバー(10mmダイナミック) | シングルドライバー
ハイレゾワイヤレス | 【NEW!】 LDAC対応 | 非対応 |
パーソナライズ機能 | 【NEW!】 Personi-Fi 3.0 | Personi-Fi 2.0 |
ノイズキャンセリング | ハイブリッドANC | 【NEW!】 新リアルタイム補正機能付きハイブリッドANC | リアルタイム補正機能付き
スマートケース機能 | (ディスプレイも1.57インチに大型化) | 【NEW!】 オーディオトランスミッター機能|
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
コーデック | LE Audio | SBC,AAC,LDACLE Audio対応 | SBC,AAC
トランスミッター機能 | AURACAST | |
防水防塵性能 | 【NEW!】 IP55 (防塵・防滴) | IPX5 (防滴) |
バッテリー (ANCオフ) | (イヤホン約11時間 + ケース約33時間) | 最大約44時間(イヤホン約10時間 + ケース約30時間) | 最大約40時間
価格 | ¥42,900(税込) | ¥33,000(税込) |
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【徹底解説】体験を根底から変える「5つの決定的進化点」
スペックの差は、実際の利用シーンでどのような「体験の差」を生むのでしょうか。ここが最も重要なポイントです。
進化点①:【音質】 “聴こえなかった音”が、そこにある

Tour Pro 3の最大の進化は、間違いなく「音」そのものです。
Tour Pro 2もバランスの取れた良い音でしたが、Tour Pro 3は「良い音」の次元を超え、「生々しい音」の領域に到達しました。
- デュアルドライバーが描く、圧倒的な解像度
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パワフルな低音域を鳴らすダイナミックドライバーに加え、高音域専用のBA(バランスド・アーマチュア)ドライバーを追加。
これにより、ボーカルの息づかい、シンバルの繊細な余韻、弦楽器の擦れる音まで、これまで他の音に埋もれて聴こえなかったディテールが、驚くほどクリアに分離して耳に届きます。
- LDAC対応で、ついにハイレゾワイヤレスの領域へ
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アーティストがスタジオで聴いているマスター音源に極めて近い、高解像度なサウンドをワイヤレスで楽しめる「LDAC」に待望の対応。
対応スマートフォンと組み合わせれば、ストリーミング音源ですら、その豊かさと情報量の違いに誰もが驚くはずです。
進化点②:【接続性】 “あらゆる音”を、このイヤホン一つで

Tour Pro 2のスマートケースは便利でした。しかしTour Pro 3のケースは、イヤホンの常識を変える「魔法の箱」になりました。
- 新搭載!オーディオトランスミッター機能
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付属のUSB-C to 3.5mmケーブルでケースと再生機器を繋ぐだけで、ケースが送信機(トランスミッター)に早変わり。
Bluetooth非対応のテレビやPC、Nintendo Switchのようなゲーム機、そして飛行機の機内エンターテイメントまで、あらゆる機器の音をTour Pro 3でワイヤレス化できます。
もう、シーンごとにイヤホンを使い分ける必要はありません。
進化点③:【パーソナライズ】 “あなただけ”に最適化された静寂とサウンド

もはや、イヤホンがユーザーに合わせるのは当たり前。Tour Pro 3は、その精度を極限まで高めました。
- Personi-Fi 3.0 × 進化したリアルタイム補正ANC
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あなたの聴覚特性を測定し音を最適化する機能が「Personi-Fi 3.0」へアップデート。
さらに、イヤホンの装着状態や周囲の騒音レベルをリアルタイムで検知し、ノイズキャンセリング効果を自動で最適化する機能も強化。
いつでも、どこでも、あなた専用にチューニングされた静寂と、最高のサウンドが手に入ります。
進化点④:【将来性】 “未来のオーディオ体験”をその手に
Tour Pro 3は、次世代のBluetooth規格「LE Audio」と、その革新的な機能「AURACAST」に対応しています。
- AURACASTとは?
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空港や駅、カンファレンスホールなどで流れる公共のアナウンスや音声を、自分のイヤホンで直接受信できるようになる技術です。
また、1つのスマホの音を、人数制限なく複数の対応イヤホンで共有することも可能になります。
進化点⑤:【堅牢性】 “よりタフ”に、あらゆるシーンへ
意外と見落とされがちですが、日常使いにおいて非常に重要な進化です。
- IP55の防塵・防滴性能
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Tour Pro 2のIPX5(防滴)から、IP55へとアップグレード。
水の飛沫だけでなく、砂やホコリのような固形物の侵入にも強くなりました。
まとめ:あなたのライフスタイルに合う、最高の相棒を見つけよう

JBL Tour Pro 2もTour Pro 3も、それぞれが非常に魅力的なワイヤレスイヤホンです。どちらが一方的に優れているというわけではなく、あなたがイヤホンに「何を一番求めるか」で、最適な選択は変わってきます。
JBL Tour Pro 2は、スマートケースがもたらす利便性と、今なお一線級の完成されたサウンドを、非常に良いバランスで体験できる名機です。安定した性能をコストも踏まえて選びたい方にとって、今でも後悔のない選択肢と言えるでしょう。
一方でJBL Tour Pro 3は、その「さらに先」を行くモデルです。音質の解像度にもう一段上のこだわりを持ち、飛行機やゲーム機といった利用シーンの広がりにも価値を感じるなら、Tour Pro 3がもたらす新しい体験は、きっとあなたの期待を超えるものになります。
この記事が、あなたのイヤホン選びのヒントになれば幸いです。ぜひ、ご自身の使い方にぴったりの一台を見つけて、より豊かなオーディオライフをお楽しみください!
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